子宮体癌の初期検診
確かに、子宮頸癌は若い人の発症率も高く、進行が早い人も多いと言われています。
とは言え、子宮体癌は、立派な癌、放置しておけば間違いなく命に関わります。
と言うのも、子宮体癌は、その名の通り、子宮本体の内側の子宮内幕に出来る癌だからです。
そのため、子宮内幕癌とも呼ばれ、検査をするためには、子宮内幕を採取する必要があります。
麻酔を使えば、当然検査後の処置や回復にも時間を要しますから、子宮体癌の検査は、手間が掛かると言われるんですね。
だから、通常の健康診断や癌検診では省かれてしまうんですね。
因みに、集団の癌検診や健康診断などで行われる子宮癌の検査は、子宮体癌の検査ではなく、主に子宮頸癌の検査です。
何故なら、最も子宮体癌を発症しやすいと言われている年代の女性は、閉経後の萎縮によって子宮の入り口から内部までの通り道が細くなっている事もよくあります。
ね、いくら理屈は同じでも、子宮頸癌と子宮体癌とでは、随分検診の規模が違うでしょう。
時には、麻酔が必要になるほどで、時間もお金もそれなりに掛かりますし、何より患者への負担が大きいと言われています。
何故なら、子宮体部に細い器具を挿入して子宮内膜の細胞を採取するからです。
それに比べ、子宮体癌は、比較的高齢の患者数が圧倒的多数で、進行もスローな人が目立ちます。
そうすると、細胞組織を採取するための器具がスムーズに入らないんですね。
子宮体癌の検査も麻酔を使わなければそうでもないのかも知れませんが、やはり検査は麻酔をして行う事が多いみたいですね。
そのためには、検診の流れは勿論のことですが、初期症状を知る事も重要ですよね。
そうなると、単なる子宮体癌の初期検診であっても、子宮の入り口を少し拡げる処置をしてから子宮内膜の細胞を取る事になります。
ですから、患者自身の苦痛を抑えるためにも、どうしても麻酔を使わざるを得ないんですね。
とは言っても、その5年生存率は80パーセント以上と言われる子宮体癌、やはり怖がらずに自主的に検診を希望し、受ける事が何より大事でしょう。
子宮体癌に関する情報は、健康関連のブログやサイトに多数掲載されていますから、是非一度、自分で調べてみましょう。
