小児ぜんそくと生活環境

小児ぜんそくにはアレルゲンから発作が起きるアレルギー型(アトピー型)と、アレルゲン以外の要素によって発作が起きる非アレルギー型(非アトピー型)があります。
小児ぜんそくの発作を日常生活の中でうまくコントロールできないようなら、悩まずに医師にかかるようにしたいですね。

小児ぜんそくは激しい運動によっても発作が起こることがあります。
天気予報に注意して、朝方冷え込みそうなら暖房をタイマーでセットしておくなどの工夫をするといいでしょう。
レストランなどを利用する際にも、完全禁煙のところを選ぶようにしたいですね。
中でもタバコの煙は小児ぜんそくを悪化させるので、家の中での喫煙は絶対に避けましょう。
最近では気温や湿度の変化に応じて小児ぜんそく予報を出しているサイトもあるようなので、積極的に利用したいですね。
季節の変わり目にありがちな気温や湿度の急激な変化も小児ぜんそくの誘因になります。
その場合もやはり、小児ぜんそくの発作が起きないよう、ペットの毛やホコリをこまめに掃除しなければいけません。
ただし、運動の前にはウォーミングアップをしっかりしたり、寒い日は冷たい空気を吸い込まないようにマスクをつけるなどの工夫も必要です。
適度な運動は肺を強くし、体力もついて発作が起きにくい体にしてくれるので、小児ぜんそくの子供はむしろ定期的に行った方がいいと言われています。
しかし、だからといって小児ぜんそく子供に運動をさせないでいるのはNG。
子供といえども幼稚園や保育園での始めての集団生活で、知らずの内にストレスを溜め込んでいることがあります。
ストレスもまた、小児ぜんそくを引き起こす要因のひとつです。