GSK社の癌ワクチン
癌ワクチン全体的にいえることですが、まだまだ研究段階のワクチンがほとんどで、長期的な効果というのはこれから研究が進むのではないかと思います。
日本では、GSK社のサーバリックスという癌ワクチンが主に使用されています。
GSK社の癌ワクチンは、中高生に対して公費補助が出るというニュースを聞いたことのある人も多くいるのではないかと思います。
現在の子宮がんのほとんどがHPV、ヒトパピローマウィルスによる感染で、またその多くが数多くあるHPVウィルスの中の16型、18型といわれています
このGSK社のサーバリックスは、子宮がんの中でもHPV16型と18型に有効な癌ワクチンとなのですね。
つまり、このGSK社のこの癌ワクチンは、その他のタイプのウィルスには効果がないのです。
でも、どうして中高生だけがこの癌ワクチンの公費補助の対象になるのか、不思議に思ったのでブログやサイトなどで調べてみました。
癌ワクチンの中でも子宮癌に有効なGSK社のワクチンですが、このHPV16型、18型というのは、性交渉によって感染します。
でも、感染したら必ず発症するというわけではなく、9割程度は自然に消滅し、また癌の発症までは数年かかるといわれています。
加えて、9割程度が自然消滅するウィルスでもありますが、実際に年間1万人以上の人がこのタイプの子宮癌を発症しています。
では、成人の女性にこの癌ワクチンが必要かどうかということですが、これはその人の性生活によるのではないかと思います。
性交渉での感染となりますので、自身の性生活を考え、癌ワクチンの投与を行っている産科などで相談するのが良いのではないでしょうか。
そして、このGSK社の癌ワクチンの効果が最も発揮されるのが、初めて性交渉を行う時となります。
このため、すでに成人の女性ではなく、中高生がGSK社の癌ワクチンの公費補助の対象になるのです。
