緩和ケアの定義

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そして、障害にならないように、予防や対処をすることが、緩和ケアの目的でもあります。緩和ケアというのは、生命を脅かす疾患に直面する患者及び家族に、疾患の痛みや身体的問題などをしっかりとサポートしてくれる医療です。
また、心理社会的問題や、スピリチュアル面でも、きっちりと評価を行うものです。
そして、一方で、オーストラリアでの緩和ケアの定義というものが存在しています。
そして、死を早めたり、引き延ばしたりすることを要しない措置が、緩和ケアなのです。
そして、患者のために心理的、霊的側面から支え、死を迎えるまで、患者が人生を明るく生きてゆけるよう支えるのが、緩和ケアの役割なのです。
すなわち、緩和ケアの根本的な目標は、患者と家族に対して、良好な生活の質を実現させてあげることにあるのです。
緩和ケアは、痛みや苦痛を伴う症状から解放してくれるもので、生命を尊重して、死を自然の過程と認めるという見地にあるものです。
痛みや不快な身体症状のつらさを和らげるだけが、緩和ケアの目的ではなく、心理的苦痛などを解決してくれるものです。
患者の痛み、そして、症状のコントロールや、 精神的、霊的問題の解決は、非常に大きな課題で、それを解決すべく、緩和ケアが存在するのです。
そして、末期患者だけでなく、診断時から治療と同時に並行して、緩和ケアを取り入れることで、多くのメリットが得られるのです。

緩和ケアは、治癒を目指す治療が絶対的に有効なものではなく、患者に対する全人的なケアこそが最良とするものです。
そして、一般社会における、緩和ケアに対する関心は、70年代にはじめて高まったとされています。
欧米に比べると、日本の緩和ケアの現状に近く、日本の経験とそのまま同時並行のような印象をぬぐえないものです。