子宮体癌の治療
子宮体癌は、40代後半から50代後半の女性患者が中心だったところから、これまでは、外科的治療は肉体的な負担が問題視される事が多かったそうです。
子宮体癌はどちらかと言うと、ホルモンバランスが大きく変化する、閉経前後の女性が発症しやすいとは言われています。
けれど、子宮体癌は0期と呼ばれる初期段階でも、外科的処置が行われる事が殆どです。
ですから、非常に生存率の高い病気ではありますが、子宮体癌の患者が受ける肉体的、且つ、精神的負担は大変大きいのです。
ですから、子宮とその周囲のリンパ節のみの切除ですめば、それほどでもないそうですが、卵管から膣付近まで全てを切除するとなると、後遺症も中途半端ではないようです。
乳癌と同様、特に若い女性にはとても厳しく悲しい宣告です。
何故なら、初期段階でも子宮を全摘してしまうのは、余りにも残酷だからです。
そこで、どうしても赤ちゃんが欲しいと思っている子宮体癌患者さんには、温存療法も検討されるようにはなったようですね。
しかし、これはまだまだ効果も低く、何より、適合する癌の状態がとても少ないのが事実みたいです。
後、年齢的なものや他の疾病との関係によるリスクが余りにも大きい子宮体癌の患者さん似対しても、外科的処置が施せない事もあるそうです。
そういう場合は、放射線療法や化学療法が主流になる訳ですが、こちらも子宮体癌の治療としては、負担の大きい割に効果の低い手段だとみられています。
ですから、子宮体癌の治療は、やはり外科的処置である手術がベストと言わざるを得ないんですね。
子宮体癌の手術で、最も大変なのは、その手術が齎す後遺症です。
子宮体癌の手術は、その進行レベルによって、腹部内のどの辺りまでを切除するかが決まって来ます。
けれど、若年性子宮体癌が増えつつある昨今、やはり精神的な面での外科的治療の問題点も大きくなってきていると言われています。子宮体癌は5年生存率の比較的高い癌ですが、検査や治療の非常に大がかりな癌でもあります。
ですから、子宮体癌に関するブログやサイトを見付けたら、なるべく読むようにしないといけないのではないでしょうか。
今や癌は不治の病ではなく、きちんと治療さえすれば治る病気ですから、決して怖くはありません。
本当に怖いのは、子宮体癌の実態そのものを知らない事ではないかと私は思います。
