内臓型脂肪と皮下脂肪

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またこの内臓型脂肪の付くメカニズムと皮下脂肪が付くメカニズムも違っているのだそうで、性質が違うものだと考えたほうがよさそうです。
これは内臓型脂肪が単なる悪玉なのではなく、先ほども書きましたように、燃焼しやすい脂肪、つまりエネルギーになるために使うためにあるからです。
この内臓型脂肪が常に燃焼されている男性ならば、かなり腕力があるはずですし、運動能力も高い方が多いようなのです。

内臓型脂肪は基本的に内臓を衝撃から守る働きもあるのですが、正常に使われている場合は、筋肉などを動かすエネルギーになってくれているのです。
そこで実は皮下脂肪を減らすよりも簡単に減らせる内臓型脂肪なのですから、減らすために運動をおすすめします。
ただし現代人は生活が便利になり過ぎているので運動量が減って、摂取カロリーのほうが高くなっていることが多く、内臓型脂肪をため込みやすくなっているのです。
つまり本来ならば運動量が十分に足りている状態にあるのであれば、内臓型脂肪は問題なく消費されて、体の中にこびりつくことはありません。
なかなか運動だけでは皮下脂肪は減っていってくれないのですが、内臓型脂肪はかなり理想的に運動だけで落ちていくのです。
そのために定期的に運動を行い、内臓型脂肪をためこまないように注意することも、基礎代謝が下がってくる30代からは特に必要になってくるのだそうです。
皮下脂肪を落としていくことは本当に長期戦でいかなければならないのですが、軽い運動を始めるだけで著しく下がっていくのが内臓型脂肪です。
このようなことがあるわけですから、ダイエットと一言で言っても、重要になってくるのは皮下脂肪ではなく、内臓型脂肪を落とすことのほうが重要なのです。
そのために正しい栄養バランスを保った食事と定期的な運動を行うことによって、かなりの量を減らしていけるのが内臓型脂肪なのです。
これはあくまでもたとえ話で、本当にダイエットを開始すると、最初に落ちていくのは、実は内臓型脂肪のほうからなのです。